Aya’s Camera
〜大判カメラ編〜


GRAFLEX

PACEMAKER  CROWN  GRAPHIC (4×5)


4x5判 プレスカメラ
LENS:  レンズボード含め交換式(フォーカル・シャッターなし)
     (※WOLLENSAK RAPTAR 135mm F4.7 )

     シャッター:RAPAX (B. T.〜1/400)
焦点調節:前枠繰り出し式
ファインダー:KALART SYNCHRONIZED RANG FINDER
        :SPORTs FINDER
        :OPTICAL TUBE VIEWFINDER (マスク交換式)
フィルム: 4×5 シートフィルム(※ロールフィルム使用可)
収納SIZE :215x198x98mm (単位mm)
左に見えるのがボディ・レリーズ、ここでシャッターが切れる シャッター・レバーからのリンクをレンズボード側から見る


 特徴:4×5なので、大きいです。本機は、クラウンなので、フォーカル・シャッターがついていない分、大きい割には軽いです。レンズのシャッターレバーから、ボディ側へリンク機構がついていますが、ボディレリーズへのリンクになる本機の特徴です。
 標準的なクラウンには、
グラフロック・バック(グラフマチック・ホルダー、120ロールフィルムホルダー、ポラフォルダー、レディロードホルダーが付きます)やグラフィック・バック(ツノを引っ張ってフィルムホルダーをいれます)が、本機は、グラフレックス・バック(一眼タイプのRB用)のため、このままでは、現行の両面フィルムホルダーは、付きません。
Gra
flokBack/GraflexBack/GraphicBack/と似通ったバック(裏蓋と思ってください)の名前ですが、形状は、全く異なります。
バックの交換は難しくはありませんが
、探すのが大変なことと出費がかさみます。購入時には、何が付いているの確認する注意が必要です。
 また、大判のレンズは、絞り値もF32とかもあり、35ミリレンズのF16の開口感覚で合わせると見事失敗です。絞り値で確認しましょうね・・トホホの超アンダーになります・・by経験者

 亜哉のレストア報告:「4×5(シノゴ)フィルムフォルダーも用意したし、シノゴ現像タンクも用意したし、どれ、フィルムフォルダーを付けてみるか」・・・・れれれれっ、が本機クラウンちゃんとの格闘の始まりでした

フィルム・フォルダーが入らない。ど・ど・どこに、つくんだぁ〜
(ブリキ製の1枚のみのカットシートフィルムホルダーが入るようです)
さぁ、どうする。グラフロック・バックに改造する以外ないとも思いましたが、まてよ。このまま使えないかなぁ・・改造は可哀相だなぁ〜。そのとき610さんが制作した暗箱カメラのホルダーをヒントに作れないかなぁ〜。難しいなぁ〜と思いつつ、ファイト〜1発〜です。


      ガッハハッ、どうでぇ旦那さん!できちゃったよ〜



本体の改造をせずに「ピタッ」と、はまりました。ツノは、ありません。
光漏れは、いまのところありません。せっかくの塗装も、ミニ・ルーターで現物あわせで削ったり、耐水ペーパーによる細かなキズが付いてしまいました。


オリジナルバック完成後の取り付け状態です。


後は、ピントグラスの取り付けをどうするか?です


ビングラは、折りたたみフードが外れるので、4箇所のネジ(2φ)を取り外して、2mm厚のヒノキ板で8mmになるようにかさ上げしています。(3点支持)これで、フードもそのまま、ピントグラスはいつでも、元の状態にもどせます(割れたスリガラスは、もちろん交換しました)

そして、120ロールフィルム・フォルダーが使えるように、アダプターを作ってみました。

これで、完成!120ロールフィルムも使えます。

 亜哉の初めてのシノゴプレスカメラ、USA某オークションでカナダから入手しました。米国在住のBISONさんには、またお世話になりました。ありがとうございました。
 暗箱カメラの610さんのホルダーのアイデアがなければ、このオリジナル・バックはありませんでした。(タイプ610オリジナルと呼びましょう)610さんありがとうございました
 ピントグラスの加工、カラートの調整をして、いよいよ試写です。
 もうワクワクのクラウンちゃんです。


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