Aya’s Camera
〜4×6ベスト判カメラ〜


六櫻社
Pearlette
ベスト判(4×6)スブリングカメラ 
LENS : Rokuoh-sha Optor  75mm f6.3
シャッター: Echo
シャッター速度: B. 1/25. 1/50. 1/100
ファインダー: ガリレオ式、ワイヤーフレームファンイダー(欠品)
焦点調整: 固定式(※故に、ファインダーがなくても関係ない・・暴言?)
フィルム巻上げ:赤窓ノブ式
セルフタイマー:なし
収納SIZE: 125×65×35mm 

特徴:現コニカ・ミノルタの前身である小西六の前身、六櫻社で1925年(大正14年)6月にコダックのベス単とツァイスのピコレットの改良をして足して2で割ったようなパーレットが発売された。
 以降、レンズの違いやボディ外装やシャッター等、様々な形態のパーレットが世に送り出された。
 本機は、1935年(昭和10年)に発売された「パーレット10年型後期」と言われるカメラであり、初代パーレットのボディ脇についていた唐草模様がなくなり、ボディ全てが同じ塗装となった。またフィルムは、枠板の間を通すようになり平面性を保っている。
 本機にも、本来なら、ワイヤーフレーム(針金の枠です)の透視ファインダー(接写レンズ付き)が付いていますが、欠品しています。

    
 ボディは、アルミダイキャスト、裏蓋のみスチールで本機もサビが浮いているが、ボディはしっかりしている。
 レンズは、汚れて白く、なっていたがホコリを取り払って清掃・・白濁でなくて良かった!オプターは、ノンコートの3枚玉(トリプレット)である。

 裏蓋を開けると、フィルム枠板がある。フィルムは、この枠の隙間を通す。平面性が改善されている。
 枠板を外すと、ジャバラとレンズ後玉に手が届く、ジャバラの補修、後玉の清掃も楽である。
 枠板には、フィルムローラーが付いている。『「フヰルム」ハコノ枠ノ間ヲ通シテ(説明書参照)』という紙が貼られている。
亜哉のレストア報告: 
 裏蓋に若干のゆがみがあり修正。レンズ清掃、ボディのサビ取り、タスキ部分に極少量の注油。

 コダックのベス単(VPK)とピコレットも使ったことはありませんが、ネット上で、多くの作品を見ることができます。
 そんな、写りにクラクラして、部品欠品はありましたが、入手しました。只今、試写中です。

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