Aya’s Camera
〜大判カメラ編〜




Platten Tip1


9x12 プレート・カメラ
LENS: Jos.Schnaidar &co Kreuzennach Doppel Anastingmat Jsconer 135mm F6.8
シャッター:VARIO (T B . 1/25. 1/50. 1/100) 
焦点調節:前枠繰り出し式
ファインダー:ピントグラス
フィルム: 9×12 シートフィルム・120ロールフィルム・バックにより120ロールフィルム使用可
収納SIZE :110x155x50mm (単位mm)




シュナイダー・ドッペル・アナスチグマット・イスコナー

 特徴:亜哉の初めての9×12のプレートカメラです。折り畳むと、小さめのお弁当箱のようなカメラです。下の画像が120ロールフィルムバックです。赤窓式で、だだグリグリと巻き上げるものですが、ブリキのおもちゃのようで、しっかり遮光しています。本体に向かって左サイドに紙製の銘板が貼られていたはずですが、いまでは何にも付いていません。


トップの画像のように、ジャバラが伸びますが、ドッペル(ダブルの意味)レンズは、前玉を外すと、当然F値が暗くなりますが望遠カメラに早変わりします。

 亜哉のレストア報告:レストアというものではありませんが、レンズが少し曇っていたために、フキフキしてあげました。コーティングがない透明なレンズです。少しきれいになりました。

バックを付けた様子は下の通りです。ピントグラスを外して、バックを取り付け、引き蓋を引いて、絞り・シャッター速度を合わせてシャッターを切ります。尚、前枠で、シフト・ライズ・フォールのあおりが使えますよ。



 小さくても、あおりの使えるプラッテンです。このプラッテン君、いろいろなタイプがあるようですが、1910代のドイツのカメラです。
 ピントグラスにフードは付いていますが、レンズが暗いために、やはり冠布をかぶった方がピント合わせは楽です。「こんな小さなピングラ(ピントグラス)を覗くのに大袈裟な」と思うかもしれませんが、あおりも使えるし、手抜きをしないで撮した方が、良い写真がとれると思います。
 冠布は、シノゴあたりで、カメラにかけて、首を突っ込む姿をたまにみかけますが、正しくは、自分の首にかけて、そぉ〜と両手で頭からカメラに覆いかぶせるのが正しい使い方だそうです。
 これから夏に向かって暑いのですが、しっかりピントを合わせるには、この冠布を使うことをお薦めです。また、引き蓋を抜くときも、冠布をかけて抜いた方が光漏れの心配もなくなるとのことです。
 小さいけども機能的には大判に通じるレトロなプラッテン、さてさて、写りはというと、モノクロですが参考までにどうぞ、作例にあります。

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