Aya’s Camera

~中判カメラ編~


武蔵野光機
Rittreck SP

中判フォーカルプレーン一眼レフカメラ
LENS:  レンズボード含め交換式・プリセット式絞り
      (本機は、LUMINON 10.5Cm F3.5)
シャッター:縦走り布幕フォーカルプレン (B. T.~1/500)
焦点調節:前枠蛇腹繰り出し式
ファインダー:ウエストレベルの方が使い易いです
フィルム: 120ロールフィルム
セルフタイマー:なし
セルフコッキング:あり
収納SIZE :153x165x90mm (単位mm)

 特徴:大きなフォーカルプレンシャッターにも慣れましたが・・笑。
1961年~1965年まで、主として、街の写真館や集合写真撮影に使われたプロ機です。
 そのために、純正のフィルムホルダーは、表裏逆に巻き取られるために、巻き上げ後の取り出しには、注意が必要となる。
 絞りは、プリセット式のためレンズ先端部ともう一段ついており、ピントは開放位置で合わせておいて、その後にもう一つの絞り環を合わせるという方法である。
  シャッター速度は、チャージ後に、シャッターダイアルを引っ張って合わせるが、低速用と高速用にわかれているので注意が必要だ。
 シャッター速度設定ダイアルは、低速用と高速用の二つがあり、低速優先となるので、通常は、低速ダイアルを必ず赤文字の「20」に合わせておかないと、高速側の1/500に合わせても低速となる。
 面倒くさいようだが、使っていて苦にならない。もともと、首から提げてスナップ撮影をするようには出来ていないので、写りの方が優先となっているカメラである。

 

 亜哉のレストア報告:本機は、製造後一度もオーバーホールされていないようで、シャッターチャージも出来ない状態で、ホコリまみれ、アイレベルファインダーの反面鏡も欠品状態であった。
 武蔵野光機は、現在も大判カメラを生み出しているが、本機の開発に関わった方が、故人となってしまったが「ひさなが光機」さんの先代社長であった。
 今回、同じJFCメンバーの610さんの手によって、みごとに復活。外革まで、張り替えていただき、感謝してもしつくせない。本当にありがとうございました。
 



RITTRECK SP/LUMINON 10.5Cm F3.5/ PRESTO/ D76

 試写結果は、ご覧の通り、トーン階調も解像度もすばらしいものがある。

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