Aya’s Camera

〜二眼レフカメラ編〜
4×4 127(ベスト判)フィルム

Franke & Heidecke

Gray Baby Rollei

右側は、まき上げノブと、フィルムカウンター。裏蓋を開けると「0」に戻ります
シャッター速度と絞りは、ライトバリュー方式、絞りは、絞りリングを下に押しつけて廻す。V・X・F切替レバーは、ダルマ型カバーに付いている

左側は、焦点調整ノブ、表記はフィート表示


オリジナルのグレー色、前の持ち主が、あまりにも汚くので裏側を除いて色を塗った・・仕上がりは綺麗だ シュナイダー・クセナー60mm、F3.5シャッターはシンクロコンパー。シャッターボタンは、斜め上を向いている ベスト判二眼レフの、ストラップ金具は、得てしてどれも独特である。ベビーローライも、ご多分にもれずに独特だ

飾りのついているロック板を廻して解除し、裏蓋ロックを起こして裏蓋を開ける ルーペは、四角で、ピントグラスの全体を見る感じ ファインダーは、全体がレンズになっている(コニフレックスと同じ)、方眼マットになっている

ファインダーは、凝った造り、パタパタとリズミカルに折り畳まれる
フィルム室には、バッフル板が2枚だが、1枚は、非常に小さい オートマット機構、フィルムも押さえ板により確実にフィルムが装填される

テイクレンズ: Schneider-Kreuznach Xenar  60mm F3.5
ビューレンズ: Heidosmat  60mm F2.8
シャッター: SYNCHRO COMPUR MXV (B、1〜1/500)
焦点調節: 前板繰り出し式
フィルム送り: ノブ式・オートマット式
セルフタイマー: なし
セルフコッキング: あり
露出計: なし
<<ベビー・ローライ>>

 ローライフレックス44が正式な名前なのでしょうか「ベビー・ローライ」が愛称なのでしょうね。その中でも1950年に再販され、貼皮がグレーになったので、「グレイ・ベビー・ローライ」と呼ばれているようです。
 ローライフレックスの原型になったということですが、造りは、しっかりしています。プリモJRもそうですが、ベスト判二眼レフの造りは、6×6よりしっかりしていますが、ベビーローライの場合は、よくぞここまで小さくしたという感じがします。
 フィルムが、4×4いわゆるベスト判ロールフィルムを使うのですが、私は、120ロールフィルムを切り出して使っています。もちろん自家現像ですが、手間ひまかけても、35mm判には、ないものがあります。
 ネックは、ネック・ストラップ(←なんちゃって)の取り付けが、特殊であるということです。ミノルタ・ミニフレックスも特殊ですが、ベピーローライも同じです。ボルトを加工して、リングを通す穴を開ければ良いのですが、ケガをしないように注意する必要があります。(メディアジョイでも扱っているようです)
 試写結果は、35mm判とは、フィルムの大きさがあまり変わらないにもかかわらず、やはり中判に近い解像度を持っています。、二眼レフだからポートレートの場合の威圧感も与えないし、ロライフレックスより、小さく、軽く、かさばらない、なかなか良いです。フィルムが、一般的でない・・・最大のネックかもしれませんね。

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