Aya’s Camera

~4×6.5 ベストカメラ~

VEST POCKET KODAK model-B

ベスト判(4×6.5) ハンドカメラ 
LENS : 単玉
シャッター:T(B). I. (1/30?)
絞り: ターレット式 1~4(1=f 11、2=f 16、3=f 22、4=f 32相当)
ファインダー:
焦点調整: 固定焦点
フィルム巻上げ:赤窓ノブ式
セルフタイマー:なし
FILM:127判ロールフィルム
折りたたみ時SIZE: 123×68×23mm 

 特徴:1925年(大正14年)に生まれてから1934年(昭和10年)まで米コダック社で、作られたベスト・ポケット・コダック、モデルB、略して「VPK」モデルBである。
 VPKは、コンパクト化を目指したカメラであり、タバコの大きさと比べてもポケットに入る。
 このモデルBを基本に、カバーを変えたボーイ・スカウト・コダック、ガールスカウト・コダック、等、さまざまなVPKが存在する。また、VPKシリーズⅢ型を基本にしたものも多くでている。
 現在の「写るんです」等レンズ付きフィルムのパッケージを換えて拡販用とした発想は、この時代にすでにあったというのも驚きである。
 
      
 操作も、なかなかおもしろい。カバーを開けて、ガイド・レールの上を沿わせて、固定焦点なのでロックして撮影準備完了である。
 ピント調整出来るカメラは、このレールが動くと考えてもらえば良い。
 レンズは、たったの1枚、絞りは、レンズの外側に4つの真円が空いた円盤を廻す。シャッターも単速、しかもロータリー式、シャッターレバーを上に押し上げたら、次は下げる。こんな単純な発想である。
 ちっちゃくて、おもしろくて、しっかりしていて、なおかつ綺麗で貴重なカメラ、大先輩の610さんのところから嫁いできたカメラなのです。本当にありがとうございました。
 
 亜哉のレストア報告:ジャバラは、80年以上前でも未だに、しっかりしている。不具合はない。

 試写の1枚




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