おじゃんくCamera Factory「亜哉のしっぽ」

誰にでもできるカメラ・メンテナンス

11回 「二眼レフ」ってどんな仕組み?

13.Jun.2001更新

お気に入り「二眼レフコーナー」も「BEAUTY CORD」に始まり増えてきました。カメラ本体にについては個別に紹介していますが、長方形の箱にレンズが2個ついてるけど、どうして写るの?いう疑問に応えて、二眼レフのしくみを書いてみます。フィルムは「ブローニィー版」特殊なフィルムなの?まだ売っているの?といわますが、日本全国、手に入らないところはありません。ご安心ください健在です。「120」と「220」がありますが、12枚撮り「120」フィルムを使います(220フィルム(22枚撮り)を使えるカメラは値段も高い)

貼り革は、オリジナルではありません

      

    裏蓋開閉ロックレバー       上レンズがファインダー用    左上巻き上げノブ、下がピントノブ

   赤窓からフィルムのコマ数を見る   下のレンズが撮影用         自動巻き止めは付いていない


 二眼レフは、どの機種も基本的には同じ構造であり、カメラごとに操作が全く異なるということはない。多機能といっても露出計がある機種は少ないし、ファインダーがより見やすいかどうか、構図が決めやすいか、という
ことと、後はレンズ描写と・・・けっこう楽しいですよ。フィルムがブローニィですから写りもいいよ。      

2つのレンズは、別々の働きをするんだよ



同じ、焦点距離のレンズのついた箱を2つ重ねたような構造ですね。ただし、ビューレンズと撮影レンズを一緒に動かしてピントを合わせます。そのために勾玉型のカムが使われていますが、調整はシビヤですから、特に異常のない場合は、カムは絶対に外さないことですね。

こうした、構造でレンズ交換が出来ないのが、二眼レフですが(マミヤのC型は、レンズ交換ができますよ。レンズボードごと交換しますが)ポカポカ陽気になったら、ゆっくりのんびり、じっくりカメラと対話するような気分で撮りたいもんですね(女性ポートレートも撮りたいなぁ)


最後に、ELEGA FLEXのDATAです。

レンズ: ELEGER 80mm F3.5
ビューレンズ: ELEGER 80mm F3.5
シャッター: TSK (B、1〜1/200)
焦点調節:前板繰り出し式
フィルム送り:ノブ、赤窓式
セルフタイマー: あり
セルフコッキング: なし
二重撮影防止装置: なし

ピントグラスを外したところ、台形に見えるのがミラーです(ビューレンズの取り付け部が写っています)汚れていましたが、きれいになりました

フィルム室です。下にフィルムを装填し、上の巻き上げノブで巻き上げます。

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