「ストロボ撮影」って、露出はどうするの？

「ストロボ」って、暗いところで使うことが多いですが、日中でも使います。逆光で人物を撮ると、顔が真っ黒け〜に写ったことありませんか、そんなときストロボを使うと、顔がちゃんときれいに写ります（「日中シンクロ」っていう使い方です）基本的な使い方を覚えれば、ストロボ撮影はそんなに難しくありません。

但し、使うカメラによって（カメラの設定の仕方）が変わりますので、やはりスメナ８Ｍを例にとることにしますね

スメ８は、「ホットシュー」が付いていませんから、シンクロコードで接続します

次は、露出をどうするかです。

「小町」姉さんは、「自動調光」とか「オート」機構は付いていません。したがって、発光したときの光の強さは変わりません。どの位の光が発光するかをあらわしたのが

「ガイドナンバー（ＧＮ）」と呼ばれるものです。ストロボの説明書には書いてありますが、ヒカル小町「１０ｉ」で、ＧＮは、Ｈｉ：１０です。白いパネルをつけるとＬｏ：５．６になります。

※露出の説明時にシャッター速度をかきましたが、スメ８では、ストロボ撮影に限りシャッター速度は関係ありません。（フォーカルプレーンシャッター・カメラの場合は、大いに関係ありです）

１．ガイドナンバー

自分のストロボのガイドナンバーは是非、覚えて置いてくださいね。計算で使いますから・・・

２．フィルム感度

　次は、使用しているフィルムの感度を見てください。スメ８だと、みなさんはＩＳＯ１００か２００か４００だと思いますが、どれでも計算できますから使えないフィルムはありませんよ。

３．被写体までの距離

　そして、ストロボから撮したい被写体までの距離がどのくらいあるかです。

この３者の関係から、露出が決まります

例

ISO１00のフィルムでヒカル小町１０ｉを使って例えば２ｍ先を撮影したいと考えますが

計算式は

絞り値＝ＧＮ÷距　離　でもいいですし

距　離＝ＧＮ÷絞り値　でもいいですが

絞りを決めて距離を計算するほうが中途半端な絞り値になるよりいいですから距離を計算によってだしましよう。

絞り値を５．６に合わせるとＧＮ１０÷絞り値５．６＝距離は１．８ｍとなります。別の感度のフィルムをいれている場合は？

ＩＳＯ５０　の場合は　絞り値×ルート０．５

ＩＳＯ２００の場合は　絞り値×ルート２

ＩＳＯ４００の場合は　絞り値×ルート４

となります。下は「スメ８」での早見表です

スメ８の最短撮影距離は、１ｍです。