おじゃんくCamera Factory「亜哉のしっぽ」

 BelOMO Chaika-U

亜哉のレストアカメラ

 今回のレストアは、Chaika-U ・・チャイカ2ですおロシャ BelOMOのハーフカメラです。特段の不具合はありませんでしたが、ヘリコイドがスカスカなのが気になったのと、レンズ内に小さな黒いホコリ状のものがあったのでレストアすることにしました
          
Chaikaとは、ロシア語でカモメという意味だそうですが、このカメラのロゴはCHAJKAで、「カモメのシルエット」が付いていません。「Й」の上の部分がカモメのシルエットになっているチャイカもあります

   ちょっとこのカメラの各部を紹介します
    

まず、レンズが外せます。規格では、ライカのLマウントと同じだそうですが、フランジバックが短いのでLマウントレンズは使えません。引き延ばし機に使うそうです。けっこうマニアックで好きです
    

            

上部・背面とも、すっきりしてます。巻き上げはレバーです。左のファインダーは、ブライトフレームも付いていません。レバーの左のくぼんでいるところがシャッター速度ローレットです。B..30.60.125.250のみです。これだけあればスナップカメラとしては、りっぱなもんです。絞りは、どうなっているかというと、

      
2.8.4.5.6.8.11.16です。レンズは、インダスター69を搭載しています。スメ8のレンズと構造は似ています。 シャッターについては、おもしろいですよ。

     

スメ8では、ありません。シャッター羽根の掃除は楽ですね。(笑)B(バルブ)にすると

     

          こんな感じです

 

    
フィルムは135フィルムですが、亜哉があせったのは、巻き戻し軸を上にひき上げてパトローネを落とし込むのですが、このチャイカは軸を引っ張りあげる機構はついていません。

更に軸がグラグラしています。ナンナンダ、コイツは・・・と思いましたが、フィルムを入れてみることにしました

    

引っ掛かって、入りません。てぇへんだっ、どうすりゃいいのだ。パニックでメールを出したりで・・お返事は「135フィルムが入ります」

 ところが何て事はないのです。ムギュっと上から押しつけるとスポンと入るのです。

  

なんなんだぁ。あせって損した気分です日本のカメラの親切なこと、やはりロシアだなぁ「入る物は入れてしまえ」でいいのです。ところが、こんなところはこんなに凝ってるのです

    

フィルムメモ兼巻き戻しつまみでASA/DIN/rOCTとの3表示があるだけです。これをひっぱってグリグリと巻き戻しをするわけです

レストア忘れるところでした。前玉回転式ですから、メモをしっかりとってレンズの分解、清掃でレストア完了です。

貼り革がしっとりしていて、良い感触だということも付け加えておきます


         小さくてかわいいレンズです

レストアTOPへ戻る


COOL ONLINE

sendai TOP

COOL PostCard(ホームページを友達に紹介!)