おじゃんくCamera Factory「亜哉のしっぽ」
YASHCA MAT-124G
亜哉のレストアカメラ

今回のレストアはYASHICA MAT-124Gの露出計が動作しない  というジャンク品のレストアです。

上は、いきなり、ファインダー部を外した後の画像です。

@二眼レフのファインダー部の外し方は、いたって簡単です。ファインダーの4本のネジを外せば、そっくりファインダーが外れます。

<画像は、BEAUTY CORDですがファインダーの外し方の基本は同じです>

この時の注意点は、ネジは綺麗でも、ボディ側が腐食してネジが外れないというが場合があります。無理に外そうとすると簡単にネジをなめてしまいますから注意です。

 安全な方法は、CRC(亜哉はWD-40)などの浸透性の潤滑剤を、フィルムケース等に必要量を出して(ガス抜き)綿棒で、必要箇所につけて、5分くらい放置後、ドライバーで回すということです。

シュッとひと吹きは、余分なところにかかると、余計な手間がかかります。
さて、上の画像を見てください。青の矢印が
絞りとシャッター速度のリンクになっています

そして、赤丸部が露出計メーター部になっています。追針式の露出計ですから、先に、シャッター速度を合わせて、絞りをあわせてもよいし、逆に、絞りを先に合わせて、シャッター速度をあわせても、どちらでも同じです。

露出計が動かないということで、リンクをたどっていくと、赤丸部のメーターののっているリンクから外れているのと、黄色の矢印のリンクが動きません。
これでは、いくら絞りやシャッター速度を変えても変化するわけは、ありません。

メーター部をキチンとリンクをはめ込んで、次にベンジンを含ませた綿棒で、リンク部の清掃をして、注油します。このとき前述のCRCを付けてはいけません。

 付けたときは良くても、後で、ベトベトになって固渋の原因をつくることになります。ですから可動部には、CRC類は厳禁なのです。

ミシン油や精密機械用のオイルを使って、軸があたる部分のみ、ちょこちょこと付けていきます。たっぷり付ける必要はありません。

 これでOKです。なお露出値は単体露出計で測ってください。メーターをはめ込んだところがズッコケルと変な値となりますよ。

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