おじゃんくCamera Factory「亜哉のしっぽ」

電池ボックスへのリード線配線

亜哉のレストアカメラ

ジャンク、あるいは難あり中古カメラで、AUTOがきかないというのが結構あります。

断線の場合は、見たままでわかりますが配線の腐食は、一見すると何でもないように見えますね。

ここでは「テスター」が必需品です

亜哉のオリンパス35RCは2台とも、この水銀電池室の配線の腐食でした。ビニール被覆をちょいと剥いたら、真っ白けのボロボロ状態でした

そこで、配線の張り替えをするわけですが、以外とボタン電池室への配慮ってされていないんですね。ラジオ等であれば、必ずといっていい程「タマゴラグ」に配線がされて、ナットで締め付けられていますが、カメラの場合はナットにちょこっとハンダ付けされている場合があります。(全てのカメラを見た訳じゃないので言い切れませんが、間違っていたらごめんなさいです)

電池室がプラスチックですから、ハンダゴテの熱で溶けてしまうこともあるかと思います。

そこで、亜哉は、必ず、自作ラグを付けて配線しますよ。もちろん小さなラグ板が入手できればいいんですが、全て自作です。

作り方は、とっても簡単です。薄い銅板でも、真鍮板でも、リレーの足でも、何でもいいんです。要は、配線(ハンダ付け)できて、電池室のビスで固定できれば良いのです。ビスの通る穴も小さいですから、ドリルを持ち出すこともないし、ピンバイスを使っても良いし、ポンチでも、釘の先っぽでもビスの通る穴を開けてください。

大きさや形状もあまり気にすることはありません。電池室のスキマに収まって、配線の引き回しに支障がなければいいんですから、但し切断面とかはヤスリを掛けておいてください。ビスの穴は特に丁寧にヤスっておいてね。接触不良を起こしたら何にもなりませんから

もう一つ、ハンダ付けのコツです

みなさんハンダ付けするときは、どうしていますか?きれいなハンダ付けと汚いハンダ付けってあるんですよ。きれいなハンダ付けをしましょう

亜哉の道具を紹介しますね

ハンダゴテは、20Wです。無線機の自作をしていた時に買った物です。アンテナコネクターもこれでやってました(そんなんでと言う方もいるかもしれませんが。要は使い方です)。30Wでも勿論いいですよ。先の細いものが使い易いです注意点は、汚れても先っぽをヤスリで削ってはダメですよ。コテ台にはクリーナー(海綿体?)がついてますから、それで拭いてください。

ハンダは、スズが60%でヤニ入りです。太さは1ミリ、プリント基板用として売ってます。昔はペーストを使った時代もありますが、今時は使いません(腐食の原因をつくるようなものですね)。

では、いよいよハンダ付けいきま〜す。

ビニール被覆を剥いだらリード線の先はよじっておきましょう。バサバサ状態にしていてはダメです。

コツは、くっつけるもの同士をコテで熱して、ハンダをコテ先へ持っていくということです。


決して、ハンダをコテですくってはダメです。イモハンダになっちゃうよ。そして、ハンタゴテをはなしたら、固まるまで数秒動かさないことです。


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