さぁ 亜哉の大判写真教室の第1回目の講義のはじまりだよ〜。 

〜フィルムフォーマット〜

     
キンコーンカンコーン〜! 初日は学長からの特別講義です。学長せんせいお願いします。


亜哉:学長せんせい質問ですぅ〜

学長:なんじゃ〜。

亜哉:フィルムって、いろんな大きさの箱に入って売ってるけど〜

学長:フィルムにもいろんな種類があってなぁ〜。カメラによって使うフィルムが違うんだよ

亜哉:カラーとかモノクロとか、ネガとかポジとかですか?

学長:その違いではな〜い、フィルムの大きさ、いわゆるフォーマットのことなんだなぁ〜。

亜哉:これから使う大判カメラに使うフィルムを教えてください。

学長:自分が使うカメラが、どの大きさフィルムが使えるかが大切なのじゃよ。

亜哉:どのフィルムでも使えるのでは、ないんですね。学長〜

学長:その通り。古いカメラを眺めるときに、よく話題になるようなので、念のためおさらいしましょう。

市販フィルムの呼び名とサイズ

名称 良く使われている呼び名 公称寸法:単位 Cm コマ数 その他

ボルタックスフィルム ボルタ判 22.4×3.0 2.4×2.4で10枚、2.4×3で10枚 2.4×3.6または、2.4×4で8枚撮り、35mmフィルムを巻き直し使用可
35ミリ 135ロールフィルム
35mmフィルム
(ライカ版とも呼ばれる)
2.4×3.6 12・24・36枚(20枚撮り3フィート、36枚撮り5フィートの長さ)パーフォレーションは、1コマで8個を送る。ロボット版は、1コマ6個送り2.4×2.4のロボット判とした(マミヤ・スケッチも採用)4個送るとシネ版・ペンサイズと呼ばれた12・24・36枚撮りがあるが、20枚撮り3フィート×3で10枚 2.4×3.6または、2.4×4で8枚撮り、35mmフィルムを巻き直し使用可





120ロールフィルム ブローニー・フィルム
2Bフィルム
カメラによって、異なる6×4.5(セミ判・ブローニー半截判)で16枚、6×6(ロクロク判)で12枚 6×7で10枚、6×8で9枚、6×9で8枚に区切らるます。裏(赤)窓を使わないで自動巻止めにしたため11枚しか撮影できない等の違いがでます。220フィルムは120フィルムと幅は同じでも、裏紙がなく巻きはじめ(リーダーペーパー)と巻き終わり(エンドペーパー)に裏紙が付いています二眼レフでは使える機種が少ないです
220ロールフィルム ブローニー・フィルム
※裏紙がない
127ロールフィルム ベスト版ロール・フィルム
約4.7cm幅のロール・フィルム、4×6.5(ベスト判)で8枚、4×4(ヨンヨン判)で12枚、4×3(ベビー判・ベスト半截判/ベビーイコンタ、ベビーパールが採用した)で16枚、ヨーロッパでは流通しているようだが、日本では、クロアチア製のモノクロフィルムが東京の一部の店でまだ入手可能ですが割高なようです。
620ロールフィルム 120ロールフィルムと同じ幅スプールが細いだけでリールがあれば巻き直して使えます。まれにメーカーで巻き直して販売している場合があります。











4×5インチ版 シノゴ、ヨンカケルゴ
10.2×12.7

現在使用されている規格サイズです。


※ゴナナは、Kodakがポジカラーのみ一般販売しています。
5×7インチ版 ゴナナ、大キャビネ
ゴカケルナナ
12.7×17.8
8×10インチ版 バイテン、エイト・バイ・テン
六切り、ハチカケルジュウ
20.3×25.4
11×14インチ版 イレブン・バイ・フォーティーン
大四つ
27.9×35.6










乾板
アトム版
4.5×5 シートフィルムまたは、乾板1枚もの
名刺版
5×8
大名刺 (2×3に近い大きさ) 6.5×9 フジからアクロスがでているようです。
手札版 クォータープレート 8×10.5
大手札版
9×12
ポストカード版
10×15
2枚掛け
12×16
キャビネ版
12×16.5 ※フジのカタログによる
八つ切り
16.5×21.5


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