さぁ 亜哉の大判写真教室の第2回目の講義のはじまりだよ〜。 

〜シートフィルムのホルダーへの装填〜

     
キンコーンカンコーン〜! 第2回日は校長先生のお話です。


亜哉:校長せんせい質問ですぅ〜

校長:なんですか。いってみなさい。

亜哉:シートフィルムを買ってきました。この箱の中どうなっているか開けて良いですか〜

校長:こ・こ・こりゃ、こんな明るいところで箱から出したら感光するぞ〜。

亜哉:ひえ〜。

校長:いまから教えてあげるから、その後で、やってみなさい。では、暗室にいくか、ダークバックを用意しなさい。

亜哉:うちの教室は、貧乏なので暗室はありません〜。ダークバックはありますが、やりにくくないですか

校長:ダンボール箱の天と底を切り抜いておけば作業するスペースができるじゃろ。まだ、もっていなかったら大きめダークバックを用意しておくといいよ。

注意事項

@シートフィルムは、箱で売っています。箱を開ける時は全暗黒で開ける

A箱を開けると、中袋(遮光袋)が入っています。袋は、ハサミを使って開ける

Bホルダーにフィルムを入れ終わっても、残ったフィルムを中袋に戻して箱に入れてフタを閉めることをわすれないでね

※フィルムフォルダーは、フィルムを入れる前に、引き蓋をあけて、
引き蓋や内部のゴミやホコリを帯電防止ブラシなどでよく払って
おくこと

※フィルムをさわるまえに、よく手を洗って乾かしてください。
手に付いたゴミやホコリでフィルムが汚れてしまいます



v引き蓋は、片面づつ白・黒になっています。撮影前は白、撮影したら、引き蓋をひっくり返して黒にするクセを付けておいてください。

では、フィルム・ホルダーにフィルムを入れてみましょう


ここからの画像は、ダークバックの中での作業となります


底部を開けた特製ダンボール こういう状態で作業をします


ダンボールの上には、
引き蓋を「白」にしてフォルダーを載せています。
ダンボールの中で1枚づつ、フォルダーの両面に入れます


ダンボールの中は、このようにして置いています。
ダンボールの開口部の大きさの違いはホルダーの向きに合わせて区別するためです。


ダンボールの中の配置は、こうしています
フィルムフォルダーの向きは常に同じにしておくクセをつけておきます。
また、
引き蓋は、全数「白」にしておくこと


引き蓋を3Cm位引いて、フラップを引き起こします。



このフィルムのギザギザ模様を「ノッチ」と呼びます。
フィルムによってノッチの形が全て違います。これはNeopan400


ノッチの向きは、このように右下になるように挿入します
上面が常に乳剤面になりますね


丸印がフィルム挿入溝のガイドです。引き蓋のミゾに入らないように
注意してください。画像ではミゾをわかりやすくするため引き蓋を
大きく引き出していますが、
引き出し過ぎると引き蓋のミゾに
フィルムを入れてしまうことがあります



左手をガイドに沿わせて、フィルムの縁を軽く押さえて挿入します。
すんなり入らないときは、ミゾにはまってないのでやり直します


フィルムを挿入したら、フラップを閉じて、引き蓋をしめます。
ホルダーをひっくり返して反対側にもフィルムを入れます。


引き蓋を閉めたら、ロックをします。(この作業は明るいところでもOK)

フォルダーにフィルムを入れ終わったら、
残ったフィルムを中袋に戻して箱に入れて
箱を閉じます
。亜哉は、メンディングテープで箱に封をしています

ここで、ダークバック内の作業は終わりです。
ホルダーを取りだして撮影準備完了です。一度開封したフィルム箱は、結露の原因に
なりますから、冷蔵庫保管は避けます。はやく使い切りましょうね。

Kanせんせいのダークボックスでぇ〜す

亜哉は、ダークバックを使っていますが、このようなダークボックスもあります。
たまに、オークションに出ていますが作業性は抜群です。



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