さぁ 亜哉の大判写真教室の第4回目の講義のはじまりだよ〜。 

〜フィルム現像・その1〜

     
キンコーンカンコーン〜! 第4回日は講師陣総出演のお話です。


亜哉:わぁぉぅ先生達のオンパレードですぅ〜

idac校長:ちょっと、うねさいよ。そこの受講生。
Kanせんせい:そこのキミ、キミだよ、キミ、紀美のことだよ。そこの女高生。ン?
610工学部長:あの〜、Kan先生、それは飲み屋のおねぇちゃんでしょ。女高生でなく受講生。

・・・・・・・・・・・・・・沈黙

亜哉:おもしろ〜い。吉本教室のはじまりじゃ〜い

校長:これっ、大人をからかうんじゃない〜。

亜哉:ところで、フィルム現像ですが、例によって、ここには暗室はないですよ。

校長:皿現像なら暗室でとなるが、タンク現像なら、ダークバックがあればできるのじゃ。

亜哉:いろんな本を読むと、撹拌の仕方とか、みんな同じでないようですが・・

校長:ひとによって、いろいろな方法、いろいろな現像法があるんだよ。まぁ基本はあるけど、それで今回は講師陣が総出なのじゃ。参考にして自分のプロセスを確率するんだよ。

タンク現像の注意事項

@タンクにフィルムを入れる時は、全暗黒でおこなう

A温度と時間は、きちっと守る

B現像液等の劣化に注意をする

※現像用品の使用後は、良く洗い、乾かしてゴミが付かないようしておく

※薬液が手に付いたら、石けんで手を洗う。


では、講義のはじまりです
第2回目のフィルム装填のことを覚えていますか?
v引き蓋は、片面づつ白・黒になっています。撮影前は白、撮影したら、引き蓋をひっくり返して黒にするクセを付けておいてください。
「撮影済」か「未撮影」かの区別が、この引き蓋の「白」「黒」表示なのです
黒になっていれば、撮影済だから現像します

これがシノゴフィルムの現像タンクです

BMWのシノゴタンクではありません・・爆


左から、煙草、35ミリ1本用タンク、120用1本タンク
右のがシノゴ用現像タンクです。思ったより大きく
ないですね。液量は約1リットル入ります


ロールフィルムのリールにあたります。オレンジ色の
ものが、フィルムを挿入しやすくするリテーナーです


このように片側3枚づつ6枚を1回で処理します


ところがリテーナーを付けたままタンクに入りません
そこで、コの字型にダンボール紙をいれてゲタを履かせて

タンクに入れたまま作業できるようにしました。


このようにダンボール箱ごと、ダークバックの中へ入れて
フィルムをホルダーから出して、セットしていきます。
タンクに入れたダンボールも取り出してフタを締めて
現像準備完了です。

Kan先生の現像タンクの一工夫

ホースをつけたのは、注入排出のスピードアップのためで、
これなら20秒で全て排出できるから、ムラは少なくなる。
後はエア抜きダクトをつける予定だ。
注入時の圧力抜きは非常に重要だが、注入口を緩める
仕様になっていて、使いにくいしどこまで緩めるかが不安になる。
しかも異常に固く、ぬれた手では回しにくいのだ。

610工学部長せんせいの自作シノゴ現像タンク



次は、いよいよ、フィルム現像のプロセスにはいります

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