亜哉の入院生活の紹介です
〜甲状腺放射線ヨード治療は怖くない〜



みなさん、こんにちわ、亜哉です。この度10日間 RI(Radio Isotope)治療を受けてきました。
病名は「甲状腺機能亢進症」いわゆるバセドウ病です。女性患者の方が多いようですが亜哉も同じ・・笑
インターネットで、いろんな情報が入手できる現在、実のところ、亜哉は、何の予備知識も得ずに入院しました。

ドクターから説明を聞いて、何をするのかなぁ?まぁ、ゆっくり休みましょって感じで過ごしました。

さて、ここが亜哉の入院先の「東北大学医学部付属病院」です。地元では「大学病院」ということで、東北の最先端医療が行われています。で、亜哉の病室は、画像で一番高い17階の新西病棟と言われている14階でした。

亜哉の子供の頃からの大学病院のイメージって、ありましたが、なんだぁ〜、これが病院?という感じで、
床と壁は、大理石、すげぇ〜。病院でなくて、こんなホテルに長期滞在したい・・by binbonin

各階両側5基(10基)のエレベーターホール(他に2基有り)

14階病室からの眺め!わぁ〜い、高いにゃ〜

で、いじわるな亜哉は、いろいろ昔のイメージのところを探しました。

はい、めっけ、新・旧病棟をつなぐ中央廊下の外側、これが旧来の亜哉の大学病院のイメージに近いかな?


甲状腺放射線ヨード治療について(別に亜哉が書かなくてもいいんだけどね)
甲状腺って、ちょうど喉の部分にある、蝶ネクタイの形をしているホルモンの分泌をする臓器です。ノリとかコンブとかの海草類などに多く含まれているヨードをもとに甲状腺ホルモンを作るんだそうです。亜哉は、通常の人より3倍くらい大きくて(大きめの蝶ネクタイ?)ホルモンを多く出し過ぎているんですが、いままで「プロパジール」っていう、「メルカゾール」より弱っちい薬で、下げていましたが6年位飲み続けていても、飲まないと上がっちゃうんですね(ホルモンが出過ぎると、どうなるかというと、体重減。動悸。息切れ。疲れる。集中力が低下する。眠れない。指先や手足の震え等良いことは、何もありません←病気だもんね)。それで今回の治療になっちゃった訳です。食品では、単品よりも、調味料に割りと多く入っているそうです。そのため、放射性ヨード治療に入る前のヨード検査結果から、1週間は、「低ヨード食」で放射性ヨードを集まり易いように食事療法がとられました。これが、味っけが無い←要は、まずい食事の連続でした。グルメはつらいなぁ←大ウソ。で、いよいよ治療ということで、ベータ線を甲状腺に当てるのかな?と思い気や、なにやら、厳重に密封されているカップ容器の中に入っているカプセル(普通の内服薬と同じ大きさ)を取り出したドクターが、「検査結果から、9mciなんで、3mciを3個飲むことになります〜」「はい飲んで〜」で、1個づつ、ゴックンを3回、「はい、おしまい」「何をするかと思ったでしょう。これで終わりね〜」で、おしまい。な・なんだぁ?目が点、、後は、検査技師の方が、亜哉の身体から出る放射線量を計測して「大丈夫です」ってドクターに言ったら、「はい、後は、病室へもどっていいよ〜」でトコトコ病室へ歩いて帰りました。飲んだカプセルが「放射性ヨード」という物質なわけです。これが甲状腺に集まって甲状腺組織だけを破壊するのだそうです。結果が出るのは、まだ先の話ですが、発熱とか発汗とか、ゼーゼーするとかあれば(身体の変化=バイタルサインっていうそうです)すぐ言ってね〜という説明と、3歳以下の子供は、近づけないでね〜。という注意を受けました。もちろん、一時的にホルモンのバランスが崩れますので、過度な運動は控えるようにと、いわれております。 やっぱり病人なのかなぁ?と思いつつ、今日もカメラのネジネジをする亜哉でした。←試写は、ナイショね

何の病気でも、体調が思わしくない、変だなぁと思ったら、医師の診察を受けることです。特に、この病気は、放っておくと、心臓に負担がかかり、最悪で心不全になる場合もあります。疲れてるからドリンク剤でも飲めばなんていう判断は危険です。また、症状的に、他人から見ると、あいつやる気あんのか?などと精神的な苦痛を受ける場合もあります(亜哉は、ありませんでしたが)。亜哉と同じ症状がある方は、是非、医師へ相談してください、甲状腺の検査は、血液検査で即、わかりますし、医療技術の進歩で亜哉のように外科手術によらない治療もあります
なお、亜哉が書いていることは、亜哉の症状、及び検査結果からの放射線ヨード量であり、治療方法です。症状によっては、内服薬での治療で終わる場合もありますので、ドクターと相談されてください。(2002.May.25)

   
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