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亜哉のレチナ三姉妹の長女Retina Uc(#041) 



亜哉の大好きな三姉妹の長女レチナちゃんです。蛇腹カメラですが蛇腹は外から見えません。いろんな搭載レンズがありますが、亜哉のはシュナイダー・レチナークセノンC 50ミリ/F2.8です。レンズの後群は固定されていますが、前群を交換することが可能、広角系では35mm、望遠系は80mmが用意されています。レンズは、亜哉と同じシュナイダーともう一つローデンシュトックで製造されたものがあります、このようにUcだけでも6つのバージョンがあります(35/80は外付けファインダーをつけます)

Uc以前は、外観も角張った感じですが、Ucの生まれた1954年から曲面をもつデザインに変更となりました。巻き上げレバーと裏蓋開閉機構が底面部へ移り、シンプルな軍艦部となりました。
 また、ファインダーがブライトフレーム(距離計連動です)となり、シャッターもMXV切り替え式のシンクロコンパーとなりました。最大の特徴は、レンズ交換ができるようになり、広角・望遠撮影が可能になったことです。

シュナイダー レチナー・クセノン Cf:2.8/50mm(No.4275332搭載
シャッターは、シンクロ・コンパー M.X.V(B.1/1〜1/500)”V”位置は、セルフタイマーです。
後群固定、前面バヨネット式でレンズ交換ができます。
 緑色のレバーがMXVの切り替えレバー、その下側のパイプのような突起がシンクロコードをつなぐ接点です。

レチナ独特の操作特徴である。フィルムカウンターセット部分です。
 フィルムを装填してから、必ず行わなければならないお作法です。
 まず、青丸の突起を押しながら、赤丸の丸いレバーを右へ動かして
フィルム枚数をセットします。
 フィルムカウンターだから、「セットしなくてもいいや」と思わないでください。セットをしないと、巻き上げがストップします。フィルムが残っているのにと、ここで無理に巻き上げると、内部の鋸歯状のコッキングギヤーをなめてしまいます。
レチナのジャンク品は、これが多いです。使い方を誤ったためです。
 うっかりセットを忘れて、巻き上げが止まっても、カウンターセットボタンをカチャカチャ進めてやればいいのですが、クセをつけておけば慌てることがなくていいと思います。
 もうひとつのお作法は、たたむ場合です。距離計を無限遠「inf」位置
にして青丸のボタン(上下)を同時に押してたたみます。
底面部は、裏蓋開閉機構(実際は開ける場合だけ使用)があります。リボン型のノブを回すと突起が現れるので、それを押すとパカッと裏蓋が開きます。
下側にも上記の青丸のボタンがついています。大切に使いましょうね

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