亜哉の2011年5月の「写真日記」

亜哉が撮った5月分の「写真日記」をまとめたページです。
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PENTAX K-20D / SIGMA 28-80mm Zoom
F3.5-6.5 MACRO



〜 「セッコク 」             宮城野区 〜

31. May .2011
 毎年、1〜2輪の花を咲かせるセッコク(石斛)ですが、今年は10輪の花を咲かせています。
 松島・瑞巌寺のセッコクも、そろそろ咲き始める頃かな?と、まごっちを連れて行ってみようかな?です。
 さて、「亜哉の写真日記」を含むHPも、6月1日より、レンタルサーバーへ移転致します。ネット事情も、HPよりブログという形態に変わったり、情報発信の方法も様々ですが、「亜哉の宮城県探訪〜街道をゆく」シリーズと「写真日記」だけは、今後も続けていく次第であります。そんなわけで、カメラのレストアも細々と続けていきますし、現像・紙焼きも従来通り続けていきますので、今後ともよろしくお願い致します。
  PENTAX K-20D / SIGMA 28-80mm Zoom F3.5-6.5 MACRO

PENTAX K-20D / SIGMA 28-80mm Zoom
F3.5-6.5 MACRO



〜 「あっち行く〜 」          宮城野区 〜

30. May .2011
 本日大雨で、朝のうちは電車も徐行していましたが、土砂災害情報が出たりして、そのうち運休・・・・ちょうど公休日だったので、まごっち連れて、松島にある松島水族館に行こうと思っていたのも延期・・久々にモノクロ銀塩でも撮るか・・・と思っていたのも延期・・トホホ
 この三輪車、まごっちの誕生日のプレゼント・・最近のは、良く出来ていますね。ウレタンタイヤ・・シートも背もたれもクッション性がUP、ジイジ世代のモノとは雲泥の差・・笑
  PENTAX K-20D / SIGMA 28-80mm Zoom F3.5-6.5 MACRO

PENTAX K-20D / SIGMA 28-80mm Zoom
F3.5-6.5 MACRO



〜 「お・お・重いぞ〜 」          宮城野区 〜

27. May .2011
 25日から、まごっちとママが実家のお父さん、お母さんに送られて仙台にやってきました。その日のうちに、実家のご両親は帰られましたが、まごっちとママは、暫く仙台にいることになりました。
 まごっちは、来月初めに1歳の誕生日を迎えるのですが、パパの仕事の関係で、昨日バースディケーキと一升餅でお祝いをしました。
 一升餅を背負って、初めのうちは、つかまり立ちをしていましたが、次には、ハイハイ、だんだんと重いぞ〜という顔になって・・最後は泣き出しました・・笑。
 まごっちの未来のためにも、ジイジは震災なんかに負けていられませんですね。
  PENTAX K-20D / SIGMA 28-80mm Zoom F3.5-6.5 MACRO

PENTAX Z-1p / smc PENTAX FA50mm F1.4 /
ARISTA PREMIUM 100 / D76 20℃ 5分30秒



「在りし日の旧岩切郵便局 」     宮城野区・岩切 

25. May .2011
 2010年の6月に撮った明治35年に建てられた旧岩切郵便局てす。そして、後ろ側の旧岩切郵便局官舎が、幕末から明治期に松島町にあった旅館「扇屋」の一部が移築された建物でした。
 この近代遺産の建物も震災を契機に解体され、現在は更地になっています。残念ですが個人所有で復元は現実的に無理なことであります。
 それでも、旧郵便局・旧官舎のふすまは所有者のご厚意で持ち出せ、ふすまから「扇屋」時代の古文書が下張りから発見され史料として保存されることになりました。
 岩切地区は、古い町並みが多く残っていたので、今回の震度6強の揺れで全半壊の建物被害で心が痛みます。
  PENTAX Z-1p / smc PENTAX FA50mm F1.4 / ARISTA PREMIUM 100 / D76 20℃ 5分30秒

FUJI GA645 /EBC FUJINON 60mm F4.0 /
PRESTO / D76 20℃ 7分30秒



〜 「在りし日の有備館 」      大崎市・岩出山 〜

23. May .2011
 2010年の5月に撮った宮城県北部に位置する「有備館」・・今回地震で倒壊しました。茅葺き屋根が形を留めているだけで、大規模な竪穴式住居のような形になっています。
 そのまま解体ではなく、活かせる部材はそのままつかって復元されるようですが、復元には数年かかるようです。
 仙台市宮城野区でも、沿岸部の蒲生地区は津波で壊滅ですが、私の住んでいる北側の岩切地区では地震による倒壊家屋が多く、あの旧岩切郵便局は被災後解体されて現在は更地になってしまいました。
 それでも、「ふすま」は寄贈され下張りにされていた史料が救出保存されることになりました。
  FUJI GA645 /EBC FUJINON 60mm F4.0 /PRESTO / D76 20℃ 7分30秒

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



〜 「1台づつ 」         宮城野区・蒲生 〜

21. May .2011
 被災した自動車に「車両移動のお知らせ」のステッカーが張られています。白ペンキの数字が問い合わせ番号ですが、1台づづステッカーを貼っていくのも被災車両が多いだけに大変な作業になっています。 逆に所有者の方から手書きの紙に「処分してください」と書いて貼ってある車両もあります。
 自分の車が置いてある駐車場から無くなるというのは、平時なら警察へ盗難届となるのですが、今回のような津波が起きると、どこへ連絡していいのか?わからなくなるのが現実でした。
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



〜 「生活の証 」         宮城野区・蒲生 〜

19. May .2011
 原形を留めていない車、自転車、あっちにもコッチにも建物の残骸、コンクリート柱、衣類、樹木、砂、ヘドロ・・・いろんなモノが一緒になって、陸にも、河原にも、海の中、川の中、運河の中にあります。
 現在は、少しづつ、少しづつ片づけられてきています。これらのいわゆるガレキ・・・気持ち的に、ガレキやゴミではなく人々の生活していた証である・・という気持ちはわかりますが、やはり、ガレキはガレキ、撤去が終わらなければ次に進めないのも現実なのです。早く撤去して欲しい、ガレキの山はもう見たくないという人も大勢います。
 量的には、20数年分のゴミと同じだと言われています。埋め立てや焼却等の処理方法が考えられていますが・・・この蒲生地区の国有地にもガレキの処分場がつくられるとか・
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



「 海へ帰りたい 」         宮城野区・蒲生 

18. May .2011
 七北田川の堤防上の道路・・・蒲生へ行くときはこの道を通っていきますが・・・津波は堤防も乗り越えて舟も堤防上に押し上げて更に浸水域を広げていきました。
 堤防上のガレキの処理も、脇の堀の中の車の撤去も終わりましたが、まだ歩道上には小型船が載ったままになっいます。
 この舟、海に帰れるんだろうか?やっぱり、海に帰りたいんだろうなぁ・・
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



〜 「 捜索済み 」         宮城野区・蒲生 〜

16. May .2011
 フロントガラスに描かれた×印・・・捜索済みの印です。警察・消防・自衛隊・駐留米軍等の捜索が行われていますが、捜索の重複を避けるために、一度捜索して、見つからなければ×印を書いて次の捜索に移っていきます。このように延々と捜索は続いていきます。
 この×を丸で囲んだ印が搬送済み、更に、数字が、人数となります。×印だけなら、かわいそうな車となりますが、ガレキの下に隠れている車などは、近づくのも、ためらわれます。
 画像の車、中央分離帯に引っかかっている車なのですが、更に道の端まで流された車もまだそのままになっています。
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



津波・火災・関連死 」       宮城野区・蒲生 

15. May .2011
 遠くから見ると後片づけにきている方の車だろうか?と思って近づくと流されてきた車だったり・・・後方には、津波により火災が発生した建物があります。
 津波で火災?と思う人が多いと思いますが、後方の建物も全焼です・・津波はいろいろなモノを巻き込んできます引火性の可燃物も混じっています。なんらかの火花が引火して火災を引き起こすのは考えられますが、金属によっては「禁水」もあり津波によって火災を起こした金属工場もあります。
 津波から逃れて今度は火災、そこから逃れても震災関連死が待っていました。全国からER専門支援チームの皆さんの援助で生き延びられた命も、慢性的医師不足で常勤医師が震災で不在になった病院では、看護士スタッフだけが残されるという病院もあります。こうした問題も一挙に噴出しているのが宮城県の現実の姿です。
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU



この木何の木?」         宮城野区・蒲生 

14. May .2011
 この木何の木?根っこもむき出し・・・津波に流されてここで起きあがったような格好です。
 根本には、子供の七五三の着物でしょうか?引っかかっています。こんな大きな木でさえ根っこも洗ってしまう津波の威力・・・言葉もでてきません。
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



〜 「 花の如く 」          宮城野区・蒲生 〜

12. May .2011
 ユラユラと金色の花が水面に揺れて風がふくとまたユラユラと流れています。
 何の花だろう・・・近くによると・・・缶ビールでありました。仙台新港に隣接しているキリンビール仙台工場も津波により被災しました。その工場のコンテナから流失した缶ビールが水面に揺れている姿でした。
 工場周辺に広範囲に流失したので、窪地にどっさりたまりました。それを拾い集めて震災のドサクサに紛れて売る輩もいました。買った人はいないようでしたが?今では、拾う人もなく道ばたに転がったり、水面にプカプカ。
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



「 中野小学校・・ 」          宮城野区・蒲生 

11. May .2011
 海岸線から1.2キロの仙台市立中野小学校です。校舎に取り付けられている時計は、地震発生の14:47で止まったまま・・・・。
 そして、地震後避難していた人は、校舎、隣の体育館、校庭の車中にいたが、津波の到達を見つけた人の「上に上がれ」の声も、校庭や体育館の中の人には聞こえなかったようで、校舎の屋上に上った人は、その後救助されたが、他の人は亡くなられたと・・・。
  PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU


PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



〜 「 何にもない・・・ 」       宮城野区・蒲生 〜

10. May .2011
 3・20に撮った蒲生地区・・そのときは、まだ中野小学校の先は不明者の捜索が続いていましたが、本日ガレキの山だった小学校の先まで行くことができましたが・・・
 この何にもない光景・・ガレキの撤去が終わったのではなく津波で根こそぎなくなった家並みがあったところなのです。松の木が蜃気楼のようにポツポツ残っているのが海岸線なのです。
 押し寄せた津波は、根こそぎ家々を飲み込み、家々は車と同じに浮き上がり、ぶつかり合って砕けながら、後方のガレキの山となっている地区へ集まって行ったのですが・・・。
 PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm
F3.5-6.3 XR DiU



〜 「 余震がまた・・ 」          宮城野区 〜

08. May .2011
 ここのところ、また余震が増えてきました・・・震度3くらいの揺れなのですが、どうしても3・11を思い出してしまいます。
 この画像、3・20に、初めて自分の目で見た津波の跡の1コマなのですが、この時、まだ行方不明の方がこの地区のガレキの中にいたのでした
 この近くの小学校も避難所として使われていましたが、現在は、宮城野区のスポーツ施設へ移っています。
 形を留めているいる家も1階の天井まで浸かっているのでほとんど全壊、まず、車が片づけられて道路が確保されてきましたが・・なかなか、現在の光景を記録しに行くのは辛いものがあります。
 PENTAX K-20D / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR DiU

PENTAX K-20D /  smc PENTAX FAJ 18-35
F4.0-5.6 AL



〜 「 ちっちゃいな〜 」          宮城野区 〜

06. May .2011
 昨日は、亜哉ワンコの命日・・ちゃんと覚えておりますよ・・笑。
亜哉ワンコもちゃび゙うさこも生きていれば、まごっちと遊んでいたかも・・なんてことも考えてみたりして、これも震災の影響が少なかったから考えることもできるんですね。
 今日は、ちょっと近所を車ででかけましたが、やはり津波の浸水域は、ドロの跡もなくなっているのですがホコリっぽい・・・聞いてみれば、そこの道は30センチくらい水があがってきたとかの話・・・。
 まだまだ、目に焼き付いている津波の光景は重くのしかかっているんですね。
 道路の陥没もある程度は応急的な補修はされていますが、震災前のようには走れません。特に夜間は、マンホールが浮き上がっていたりして蛇行しながら走らなければなりません。
 PENTAX K-20D /  smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

PENTAX K-20D /  smc PENTAX FAJ 18-35
F4.0-5.6 AL



〜 「まごっち11ヶ月 」          宮城野区 〜

04. May .2011
 まごっちと前回会ったのが震災前、先月29日、山形のママの実家のジイジとバアバが送ってきてくれました。。
 私は、仕事だったので、夕方仕事が終わってから、久々のまごっちとの対面・・やっぱり忘れていたようです・・近くによると泣かれてしまいました・・汗
 次の日も仕事だったので、夕方に・・・なんとか慣れてくれました・・一安心。5/1も仕事だったので・・夕方帰ってきたときには、山形に帰った後でした。こういう時って、連休がない職業っていうのはトホホだなぁ・・と思うのであります。
 スクスク育っているので大きめです・・笑。「つかまり立ち」はしますし、こんど会うときには歩いているかもしれませんね。
 PENTAX K-20D /  smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL





〜 「彩 雲 」           仙台市・宮城野区 〜

03. May .2011
 こういう時に限ってカメラを持参していなかったりするのですが・・笑本日、くっきり彩雲がでていたので、携帯で撮ってみました。
 この彩雲が消える頃に、気象光学現象の暈(かさ)も見ることが出来ました。
 同じ日に連続して、二つの気象現象を見ることができたことは超ラッキーでした。
 これから良いことが続くのかなぁ・・・そうなるといいのですが。

CASIO EXILIM EX-H15 /
4.3〜43.0mm F3.2(W)〜F5.7(T)



〜 「観慶丸本店 」         石巻市・中央2 〜

02. May .2011
 石巻湊が仙台藩米の積出港の当時から千石船の船頭だった歴史を持つ、陶器店の「観慶丸本店」ですが、ここも1階部分は完全に津波で流されました。
 現在は、復旧作業中で、営業再開を目指しています。ここも以前に撮影して、石巻の街中では、目を引く中心的な建物であります
 CASIO EXILIM EX-H15 /4.3〜43.0mm F3.2(W)〜F5.7(T)

CASIO EXILIM EX-H15 /
4.3〜43.0mm F3.2(W)〜F5.7(T)



〜 「旧石巻ハリストス正教会 」    石巻市・中瀬 〜

01. May .2011
 あの日から、もう5月・・・サクラも県北へ移っていますが、私は、まだ自分で記録することは出来ていません・・トホホ。
 同じ職場の石巻市在住のT君が、私の街道・・・の被災後の様子を記録していてくれたので、本日、UPしてみました。
 航空写真では、形が残っていた「旧石巻ハリストス正教会教会堂」ですが、2階の屋根部分まで津波で破壊されています。漆喰の壁は落ちて、正面のポーチの屋根も、明治のガラスも無くなっています。
 夕日が当たって眩しいくらい輝いていますが、元の姿に戻れるのか心配になってきます。
 CASIO EXILIM EX-H15 /4.3〜43.0mm F3.2(W)〜F5.7(T)

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