亜哉の2010年9月の「写真日記」
亜哉が撮った9月分の「写真日記」をまとめたページです。
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PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35
F4.0-5.6 AL



~ 「 酒田酒造 」       酒田市・日吉町 ~

30. Sep .2010
 酒田市内の造り酒屋のひとつ、「上喜元」を造っている酒田酒造です。黒壁に朱塗りの格子の橋本家の主屋(1904年頃)と大きなのれんを描いた店蔵はインパクトありますね。
 この酒田酒造、創業は1947年(昭和22年)・・えっ、ちょっと新しすぎではと思って調べてみました・・酒田酒造の醸造蔵の前進は「橋本酒造場」で1844年(弘化元年)創業でした・・1843年(昭和18年)、戦時経済統制下の企業整備により一時廃業を余儀なくされた蔵元5社が戦後企業合同することで酒田酒造ができたということでした。銘柄の由来は、飲んだ人が上機嫌になるような酒ということでした。
 酒田市内には、もう1軒「初孫」の東北銘醸があります。創業は明治26年「金久(きんきゅう)」の銘柄でしたが、昭和初めに、創業者の孫が誕生し「初孫」へ・・この初孫さんが、酒田の映画館「グリーンハウス」とフランス料理を一躍有名にした佐藤久一氏でしたが、経営から引退後、昭和51年の酒田大火の火元が「グリーンハウス」の漏電が原因といわれていますが・・・彼に責任はないとしても死去するまで人生の悪夢だったといわれています。街の歴史は深いなぁとつくづく感じたしだいであります。
  
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~ 「 旧・宇八楼 」    酒田市・山王くらぶ ~

29. Sep .2010
 1895年(明治28年)酒田の大工棟梁・佐藤泰太郎によって建てられた「料亭・宇八楼」です。宮ノ浦灯台と同じ年に建てられていました。
 その後、1940年(昭和16年)「鉄興社独身寮」になり、1946年(昭和21年)「料亭・山王くらぶ」になり、1999年(平成11年)休業、2003年国登録有形文化財、2005年酒田市へ寄贈、2008年から現在の「山王くらぶ」に至っています。
 各部屋の意匠は全て異なり、飾り障子、襖の引き手等は手の込んだしつらえになっています。特に2階は襖仕切をはずすと106畳の大広間になります(酒田の町並みの歴史が写真でズラーーーーッと展示されています)
 宇八楼の頃は、竹久夢二の定宿的存在だったそうですが、1940年からの現・東北東ソーの前進・鉄興社の独身寮として使われていたというのには愕きでした。
  
PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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~ 「 旧・宮ノ浦灯台 」    酒田市・日和山公園 ~

28. Sep .2010
 1895年(明治28年)に、相馬楼、山王くらぶを建てた酒田の大工棟梁・佐藤泰太郎によって、最上川の河口左岸(宮ノ浦)に建てられた木造・六角形の洋式灯台です。現存している明治の木造灯台としては日本最古級とのことです。その後、1913年(大正2年)対岸(大浜・現在の石油基地のある所)に移され、1958年(昭和33年)コンクリート製の2代目灯台が完成すると役目を終えますが、町内会連合会が保存のために公園内に移築し余生を送っています。現在の酒田北港緑化公園にある展望台付き灯台は3代目酒田灯台になりますね。
 光源も、明治期は、石油ランプ、1919年(大正8年)にはアセチレンガスへ1925年(大正14年)電化されました。旧灯台の灯火装置は新灯台に受け継がれています。
  
PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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~ 「 光丘文庫 」      酒田市・日吉町 ~

26. Sep .2010
 1925年(大正14年)本間家8代当主・光弥氏によって本間家に伝わる2万点の蔵書と建築費を寄贈して財団法人を設立「光丘(ひかりがおか)文庫」として完成した建物です。
 設計は、内務省神社局建築課長 角南隆(すなみたかし)、施工は東京・森山善平による、「森山式コンクリートブロック造り」の2階建です。
 社殿造りになったのは、本間家3代当主・光丘(みつおか)が、宝暦8年江戸幕府に、修学のため文庫を兼ねた寺院建設を願い出るのですが、新寺停止の政策のため実現せず8代・光弥氏が先祖の意思を受け継いだと言われています。
 昭和25年、図書館法施工によって、酒田市が建物・蔵書の一部を借り上げて「酒田市立図書館」となり、昭和33年には、酒田市に寄贈して法人を解散「酒田市立光丘(こうきゅう)図書館」となり、昭和57年に「酒田市立中央図書館」ができて、現在は「酒田市立『光丘文庫(こうきゅうぶんこ)』」として使われています。
 古文書が多いので、閲覧のみで貸し出しは行われません・・公文書館的性格の図書館で、閲覧も申し出てから出してもらうシステムになっています。そのため中は、非常に静かです・・汗
 
PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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「 3階もロケセット 」      酒田市・旧割烹木幡 

25. Sep .2010
 3階部もロケに使われたために、割烹時代の面影は少ないですが、映画で「フグの白子を焼いて食べていた」シーンで使われました。木目のパーテーションがあるところに、かつては、障子戸があったようです。
 ところどころに敷居がそのままのこっていますので、3階は割と小さな部屋が並んでいたようです。
 
PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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「 急な階段1階へ 」     酒田市・旧割烹木幡 

24. Sep .2010
 かなり急な階段ですが、1階へ下りていきます。映画に使われた理由もこの階段が監督のお気に入りだったから・・ということですが、上るより下りる方が急角度に感じます。
 ファインダーを覗いたまま撮ったら・・・急階段の雰囲気だけは、わかったもらえそうですが・・・笑
 
PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO /
D76 20 ℃ 7分30秒



「 再び、日吉町へ 」        山形県・酒田市 

23. Sep .2010
 7月に行った時は、ここを歩いて行きましたが、上りきった先に公園駐車場があったので・・今回は、車で・・・ところが、駐車場には車がギッシリ・・仕方なく、また下りてきて、下の駐車場へ・・・また、歩いてしまいました・・汗。
 今回は、旧・料亭2カ所の中を見ることでした。1カ所目は、映画「おくりびと」で『NKエージェント』になっていた「旧割烹・木幡」でした。 
 現在は、「酒田ロケーションボックス」という映画等の撮影場所誘致や支援をして、同時に街のPRや活性化を図っていくフィルム・コミッション活動をしているNPO団体が管理しています。協賛金100円で建物内部に入ることができます。
 
EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO / D76 20 ℃ 7分30秒

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「 旧・鐙屋 」             山形県・酒田市 

22. Sep .2010
 7月に行った時は、暖簾の下がった入り口を見つけて・・入っていったのですが、今回は、ここだ、ここだと・・・笑。
 今回は、前回の課題・・笑。「八ツ割」か「雪駄」か、土地の人はなんて呼んでいるのか、聞きたくて入ってみました。
 入館料を払って、ちょっと説明聞いて「昨日雨が降って少し涼しくなったんですが、冷水を用意していますのでご自由に飲んでください」と・・いやぁ~冷たくて美味しかったです。
 履き物は「八ツ割」と判明しましたが、説明員の方は、私とほぼ同年代・・私の方が、少しだけ詳しかったようで「勉強になりました」と言われてしまいました・・汗。他に下駄もありましたので説明員の方と一緒に裏返しにして・・笑。裏に「会津桐」と焼き印が押されていました・・会津桐下駄が庄内でも使われていたんですね。
 
PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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「 山居橋 」              山形県・酒田市

21. Sep .2010
 明治27年~昭和34年まで山居倉庫と対岸をつなぐ新田川に架かる木橋がありましたが老朽化のため撤去、平成5年「単純鋼床版箱桁+木工」構造の橋長54メートル、幅員2メートル、重量66.5トンの復元橋に生まれ変わりました。と書くと綺麗なおねぇさんの骨格レントゲン写真を見ているような気がしますが、この鉄橋を覆っている木は、能登産のヒバ材が使われているとのことです。
 橋脚のない緩やかな太鼓橋なので、ここに雪がうっすら積もって、おねぇさんでもいてくれたらと・・想像してしまいますが、残暑厳しい9月のはじめ、汗で想像も吹っ飛んでしまいました・・笑。
  PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO /
D76 20 ℃ 7分30秒



「 この辺りが好き 」        山形県・酒田市 

20. Sep .2010
 1979年に巨匠・土門拳が撮った作品の中に「山居倉庫」があります。窓の付いた倉庫と枝が張りだしたケヤキ・・・右側にちょっと根本が写って日射しが差し込んでいるところ・・・・そこが土門拳が立っていたところのようです。当時は石畳もなく,木漏れ日が地面にいっぱいに差し込んでいました。
 画角から、広角で撮っていたのでしょう・時間帯は倉庫に光が当たって屋根の影がでていますから午後の光なのかなぁ・・・
 なにより、このケヤキ並木を歩いて、やっぱりこの辺が一番落ち着くんですね。そして光の当たり具合・・やはり一瞬の時間、土門拳の凄さを肌で感じます。
 今回も、土門拳記念館に寄りましたが、「古寺巡礼」が主展示室に、身震いしますね。10月は「土門拳の昭和」です。また行きたいです。
 EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO / D76 20 ℃ 7分30秒

PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35
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~ 「 9月の山居倉庫 」      山形県・酒田市 ~

19. Sep .2010
 前夜降った雨も上がって酒田は、まだ残暑の中でした。青空が広がって、鳥海山も見えるかなぁ・・なんて思いましたが、この日も見えませんでした。
 さて、また行ってしまった山居倉庫、鶴岡の致道博物館に移築されていた旧・鶴岡警察署や旧西田川郡役所と同じく設計者は高橋兼吉なんですね。今回は、中には入らないで外側をじっくり歩きました・・といっても1時間くらいでしょうか・・笑
 PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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~ 「 旧・庄内藩校 致道館 」  山形県・鶴岡市 ~

18. Sep .2010
 仙台藩校は、門だけは残っているのですが、庄内藩校は、表御門、聖廟、講堂、御入間などが残っており、国指定史跡として一般に公開されています。
 さて、ここも「本日は終了しました」なのですが、表御門はこんな感じですが、この門の手前に入り口があって、門までも入れないのです・・門の手前まで入れてくれてもと思いましたが・・笑
 更に、この藩校、ぐるりと塀が回されていて、門をくぐらないと・・見えるのは、赤瓦だけ・・・それでも、ぐるりと廻る築地塀もなかなか風情はありますね。
 空が怪しくなってきたので、泊地の酒田へ向かうことにしました・・鶴岡編におつき合いいただきまして感謝です。
  PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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~ 「 旧風間家住宅・丙申堂 」  山形県・鶴岡市 ~

17. Sep .2010
 風間家の祖は、新潟の武士で後に、商人となり村上、酒田を経て、鶴岡には18世紀後半に移住したと伝えられ、鶴岡城下で藩の御用商人として呉服、太物屋を営み幕末には鶴岡第一の豪商となったということです。
 この建物群は、明治29年丙申の年に、住居及び営業の拠点として建築したもので、建築年に因み「丙申堂」と名付けそうです。私は、てっきりお寺さん関係かと思ったしだいでありましたが・・・汗
 ここへ行ったのは、明治27年酒田地震があったのですが、地震を教訓として梁をトラス構造にして大黒柱で支える工夫と、屋根が酒田の旧・鐙屋と同じ造りでかなり大きな建物・・・これを見たかったのですが・・・・入り口の薬医門は閉ざされて「本日は終了しました」の札が下げられていました・・涙
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「 黒い聖母像 」   鶴岡市・鶴岡カトリック教会 

16. Sep .2010
 聖堂内部に安置されている聖母マリア像ですが、お顔が黒い・・・・この聖母像、1903年(明治36年)献堂記念として、フランス・ノルマンディー州のデリブランド修道院から寄贈されたもので、デリブランド教会にある「黒い聖母像」の完全な複製としてフランスで作られた木の芯に石膏を被せたもので、1977年(昭和52年)フランス国立学術研究所によって「黒い聖母」と鑑定され、日本では他に例を見ない聖母像であるということです(鶴岡市有形文化財)
 2007年から約1年間、東北芸工大文化財保存修復研究センターで修復され、現在に至っています。
  PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

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「 鶴岡カトリック教会天主堂内 」  山形県・鶴岡市

15. Sep .2010
 聖堂内部に入ります・・・・アレッ、パイプイスガ並んでいます・・普通は木製のベンチみたいになっているのが普通なのですが・・・そして、パイプイスの下には、畳が敷いてあります。
 これは、1965年までは、信者の皆さんは、座って祈りを捧げていたんですね。その後は、パイプイスに座るようになったということで、パイプイスが後乗せ・・汗
 正面の祭壇後ろには、ステンドグラス?彩色されているのですが、なんか透過が違うような・・これも、1枚目のガラスの内側に絵を描いて透明ガラスを挟み込んだ窓だということで、ステンドガラスでも、色ガラスでもないここだけのものだということです。
  PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35
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「 鶴岡カトリック教会 天主堂 」   山形県・鶴岡市

14. Sep .2010
 「大寶館」から、少し歩くと赤い尖塔が見えてきます。1903年(明治36年)に、宣教師としても活動したフランス人、パピノ神父最後の設計による「鶴岡カトリック教会」です。
 高さ23.7メートル、正面の幅10.8メートル、主棟奥行き23.75メートル、木造瓦葺きの瀟洒な天主堂は、フランスのデリヴランド教会をイメージして建てられたといわれ「バジリカ型三廊式ロマネスク様式」の教会建築物で、東北地方ではこの様式は最古のものと言われています。
 国指定重要文化財ですが、教会ですから、開いているときは、いつでも拝観できます。もちろん無料です。
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PENTAX K20D / smc PENTAX FA43mm F1.9 Limited



~ 「 大寶館 」           山形県・鶴岡市 ~

13. Sep .2010
 「致道博物館」の隣、大正天皇の即位を記念して建てられた「大寶館(たいほうかん)があります。1915年(大正4年)に竣工して、11月10日に開館しました。
 大正初期の擬洋風建築ですが、西洋建築の模倣から始まった明治の擬洋風建築から、独自の近代建築の先駆とも言えますね。
 開館当時は、1階は「物産陳列場(40坪)」と「図書館(18坪)」2階はと大集会所(40.4坪1室)と小集会所(6坪2室)食堂(18坪)があったそうです。10年後に、建物北側に図書館が新築移転しましたが、1951年(昭和26年)再び図書館となり、1985年(昭和60年)まで使われていました。1985年図書館が新築移転後は、全面的保存修理が行われ現在に至っています(郷土ゆかりの人物資料館として一般公開されています)
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PENTAX Z-1p / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6
AL /PRESTO /D76 20℃ 7分30秒



~ 「 吊り階段 」    鶴岡市・旧西田川郡役所 ~

12. Sep .2010
 「旧西田川郡役所」の二階から塔屋へいく階段ですが、床から階段を支える柱がない・・・よく見ると、天井から吊られているのがわかります。こんな階段始めてみましたが、残念ながら塔屋へは立ち入り禁止・・文化財保護には仕方ないですね。
 塔屋の上には、明治13年製の国産最古の塔時計が上に乗っていましたが、海からの強風で振り子が止まり、その都度降ろして直していたと言うことで、明治18年には、市内の常念寺に移されたということです。
 戦後になって、時計は時を刻むことが出来なくなりましたが、昭和58年に、市内の時計屋さんがメンテナンスをして時を刻み始めましたが、その方も亡くなり、10年後にまた時計は動かなくなりました。
 平成16年、山形市の文翔館の時計をメンテナンスしている人が蘇らせて、現在もお寺の茶の間で、時を刻んでいるそうです・・めでたし・めでたし←つり階段から塔時計の話になって恐縮です・・汗。画像もブレてるし・・笑
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EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO /
D76 20 ℃ 7分30秒



~ 「 パンケーキ? 」        山形県・鶴岡市 ~

11. Sep .2010
 「旧西田川郡役所」、玄関ポーチの柱ですが、この柱頭、説明板によれば「頸巻繰型(くびまきくりがた)」と呼ぶようです。見上げている方は、くびいたくなりますが・・・笑
 水鉄砲のピストン?今、はやりの積み重ねたパンケーキ?イオニア式でもコリント式でもない、棟梁の独創的この発想・・新しい明治の息吹を感じます。
 EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO / D76 20 ℃ 7分30秒

PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35
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「 旧西田川郡役所 」         山形県・鶴岡市 

10. Sep .2010
 致道博物館内に市内馬場町から昭和47年移築復元された1881年(明治14年)県令・三島通庸の命によって竣工した「旧西田川郡役所」です。大工棟梁は、高橋兼吉・石井竹次郎の両名となっています。
 旧鶴岡警察署と同じ棟梁が建てたのですが、玄関ポーチの柱は、柱脚台や頸巻繰型の柱頭など、警察署の角張った意匠とは違い、なかなかおもしろいです。
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EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO /
D76 20 ℃ 7分30秒



~ 「 静かな時間 」        山形県・鶴岡市 ~

09. Sep .2010
 致道博物館内の旧渋谷家住宅ですが、博物館というと、当時の民具等は建物とは別に展示されているのですが、ここは、そのまま・・あるべき所に田植えの道具が掛けられていたりで、自然な感じ、今にも家人がでてきそうな気がしてきます。
 EOS-1n / EF50mm F1.4 / PRESTO / D76 20 ℃ 7分30秒

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~ 「 オカッパ頭みたい 」     山形県・鶴岡市 ~

08. Sep .2010
 旧鶴岡警察署(昭和34年移築)と同じ「致道博物館」内に建っているおかっぱ頭の多層民家が旧渋谷家住宅です。昭和40年に移築復元される前は、湯殿山麓の東田川郡朝日村田麦俣(たむぎまた)にあったので「田麦俣多層民家」と呼ばれています。
 1822年(文政5年)の創建当時の渋谷家は、出羽三山参詣の道者宿をしたり、強力、馬子をつとめて生活をしていましたが、明治維新後は宗教集落的性格を失い、わずかの田畑と養蚕、炭焼きを生業とするようになり、そのため、創建当時の寄せ棟造りの破風窓のある妻の部分を切り取り、養蚕場としての採光通風窓(高はっぽう)としたため、「かぶと造り」の外観になったということです。
 「かぶと造り」・・なるほと、でもオカッパ頭に見えます・・笑
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「 旧鶴岡警察署・側面 」      山形県・鶴岡市 

06. Sep .2010
 藤森照信氏が「下見板系擬洋風の震源は明治9年の山形県であったと考えられる」と書いています。その震源・・当時の酒田県の鶴岡へ行って来ました。
 明治9年竣工、日本最大の規模を誇った「朝暘学校」は残念ながら明治16年に火災で焼失していますが、鶴岡の擬洋風建築物は、旧西田川郡役所(昭和47年移築)、旧鶴岡警察署(昭和34年移築)がこの致道博物館内に保存されています。
 この建物は、明治17年に県令三島通庸の命によって、棟梁・高橋兼吉が建てたものですが、正面よりもこの側面にドキッとさせられました。
 PENTAX K20D / smc PENTAX FAJ 18-35 F4.0-5.6 AL

PENTAX Z-1p / smc PENTAX FA43mm F1.9
Limited/ PRESTO / D76 20℃ 7分30秒



~ 「 八ツ割? 」        山形県・酒田市 ~

03. Sep .2010
 9月に入っても、アッチッチ・・真夏日更新中の仙台ですが、9月に1枚もUPしないのもなんですので・・・・笑
 旧家の履き物・・・手前は、草履か雪駄?ではと思いますが、奥は・・関西では八ツ割って呼ばれているらしいのですが、雪駄に準用するみたいな感じですが・・下駄の仲間のようです。
 機会があったら、聞いてみたいと思っています。
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